新年のご挨拶

                                                            

 

例年になく、暖かい、雪のないヘルシンキから皆様に新年のご挨拶を申し上げます。


昨年2011年は、日本にとって第二次大戦後以降最大の国難の年でした。3月11日に東北地方を襲った東日本大震災は2万近い人命を奪い、9か月以上たった今も被災地では多くの方が、仮設住宅などでの不自由な生活に耐えておられます。地震と津波により損傷を受けた原子力発電所の周辺から避難された方々は自宅以外の場所で新年を迎えられました。


東日本大震災に際しては、ハロネン大統領をはじめとする政府要人はもとより、草の根の方々に至るまで、多くのフィンランドの人々から犠牲者に対しては弔意が、被災者に対しては、共感、連帯感の表明がありました。在フィンランドの邦人の方々も交えて、募金活動、チャリティ活動なども地震後直ちに立上げられました。また、このクリスマスには、フィンランドのサンタクロースが被災地を訪れ、被災地の方々、とくに子供たちを励ましました。これらの活動を通じたフィンランドの方々の暖かい御志に対し、改めて深い敬意と感謝を表します。

 

今年が、日本にとってもフィンランドにとっても文字通り幸多い、平和な年になるよう、また、被災地の復旧、復興が一日もはやくなされることを祈念して、私の新年のご挨拶とさせていただきます。

 

 

  Ambassador Maruyama

平成24年1月1日
駐フィンランド日本国特命全権大使
丸山