フィンランド在住の日本の皆様
フィンランド国民の皆様

 

 3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震及び津波では多数の方々が犠牲になられました。フィンランド在住の日本の皆様、また、フィンランド国民の皆様の中にも、ご家族、ご親族及びご友人などが被害に遭われた方がおられることと思います。ここに謹んでお悔やみとお見舞いを申し上げます。

 

 菅総理が述べたように、現在、日本は戦後経験したことのない未曾有の危機に直面しています。原子力発電所の状況は一時と較べると安定化しつつありますが、一刻も早く安全が確保されることを望みます。フィンランドでは、今回の事態が発生後、政府、幅広い国民皆様から力強い励ましと支援の表明を頂きました。ハロネン大統領、ストゥッブ外相の他、多くの方々に弔問記帳のため当館にお出でいただき、国会ではニーニスト議長の提案により本会議冒頭に黙祷が行われました。また、キヴィニエミ首相からは菅総理宛のお見舞いの書簡を頂きました。この場でフィンランド及び国民の方々に厚く御礼申し上げます。

 

 現在、フィンランド在住の日本人の皆様、また、文化・友好団体関係者等の間でも、募金活動、チャリティー・コンサート及びバザーなどの動きが広がっています。こうした活動は、現在、想像を絶する苦難に遭遇している被災者の方々に希望を与えるものであり、また、日本とフィンランドの絆を一層強固にするものと信じます。私は、在フィンランド日本国大使としてこれらの活動に従事して下さっている方々に深甚なる感謝の意を表したいと思います。

 

 ハロネン大統領よりは、「現在、日本は非常なる困難に直面しているが、春はやってくる」との励ましの言葉を頂きました。私は日本が過去において様々な困難を克服してきたように、今回も甚大な被害から力強く立ち直ることを確信します。この国難を乗り切るためには、日本国内外の国民が力を合わせることが必要であり、また、フィンランドを初めとする世界各国との連携と協力が不可欠です。我々は、フィンランドにおいて、なすべきことを行っていく所存です。

 

 日本大使館に対するご要望やご意見がある場合には、是非お聞かせ下さい。

 

平成23年3月

駐フィンランド日本国特命全権大使

丸山 博