エスポー市への視察

令和5年2月14日
 2月8日、藤村大使、三浦書記官及び長野専門調査員はエスポー市を訪れ、エスポー市及びエンター・エスポーとの意見交換、アールト大学及びフィンランド技術研究センター(VTT)の視察、エスポー市に拠点を置く日本と関係の深い企業の訪問・面談を行いました。

1.エスポー市及びエンター・エスポーとの意見交換

 ユッカ・マケラ市長、メルヴィ・ヘイナロ経済発展・スポーツ文化担当副市長、ヤーナ・トゥオミ エンター・エスポーCEOらと、朝食を交えながら意見交換を行いました。
 また、エンター・エスポーの取り組みについて、グレン・ガッセン・イノベーション・成長投資課長、清水眞弓シニアビジネスアドバイザーによるプレゼンテーションを受けました。
 


 









2.アールト大学訪問

 ヤンネ・ライネ副学長から、アールト大学の概要と、イノベーション・エコシステムについて説明を受け、日本の大学との共同研究等について意見交換を行いました。
 また、ペルッティ・ハコネン教授から、量子技術に関する研究・教育・産業化を行うインスティテュートQについて説明を受けました。
 さらに、アールト大学発のスタートアップとして創業し、全天候型自動運転技術を開発するセンシブルフォーのトンミ・リンピライネンCOOと面会しました。センシブルフォーへはこれまで、伊藤忠商事、Nordic Ninja VCが出資しています。
 


 









3.フィンランド技術研究センター(VTT)訪問

 ユッシ・マンニネン副社長、タウノ・ヴァハヘイキラ副社長らの案内により、フィンランド技術研究センター(VTT)を視察し、量子技術を含む最先端技術について説明を受けました。
 












 また、同研究センター内で、KYOCERA Tikitin社のアンッティ・ヤーッコラ副専務らと面会しました。同社は、2019年に京セラ株式会社がフィンランド発のベンチャー企業Tikitin Oyを完全子会社化した企業で、独自のシリコンMEMSレゾネータの研究・開発を行っています。
 


 


 









4.Sumitomo SHI FW社訪問

 トーマス・ハルジュジェンティCEOから、同社の液化空気を用いた発電技術等について説明を受けました。同社は、2017年に住友重機械工業グループに加わったCFBボイラ技術のグローバルサプライヤーです。