フィンランドにおける新型コロナウィルス感染症例の発生

令和2年1月30日
1 29日,フィンランドで初めてとなる新型コロナウィルス(2019-nCoV)の症例が発生しました。
 
2 本件についてフィンランド保健福祉研究所(THL)が30日に出したプレスリリースのポイントは以下のとおりです。
(1)29日,フィンランドで初めてとなる新型コロナウィルス(2019-nCoV)の症例がラップランド中央病院に入院していた中国武漢からの観光客1名から検知された。現在この患者は同病院で隔離中。
(2)新型コロナウィルスの拡散のリスクは非常に低く,心配する必要はない。
(3)病院当局は感染の可能性がある15名の健康状態を14日間にわたりモニターする。
(4)フィンランドの病院は隔離によるコロナウィルスの診察や処置への対応が十分に整っている。
 
3 THLはフィンランドおける感染リスクは低いと発表していますが,潜伏期間,感染力などいまだ明らかになっていない点もあることから,フィンランドに渡航・滞在中の皆様におかれましては,厚生労働省,世界保健機関(WHO)やTHLのウェブサイト等を参考に常に最新情報の入手に努めてください。
 
4 また,新型コロナウイルスは風邪と同様にせきやくしゃみなどの飛沫で感染するとされていますので,手洗い・うがい・咳エチケットの徹底,なるべく人混みを避ける等の基本的な感染症対策に努めてください。
 
5 なお,フィンランドに3か月以上滞在している方は,必ず在留届を提出してください。また,3か月未満の旅行や出張などの際には,「たびレジ」に登録してください。

【参考】
■厚生労働省
新型コロナウイルスに関するQ&A
感染症情報
咳エチケット
世界保健機関 (WHO)
フィンランド保健福祉研究所(THL)
外務省海外安全ホームページ