フィンランドでの落とし物

令和6年7月25日
当国で所持品を紛失した場合は、最寄りの警察署及び遺失物サービスに届け出てください。
 

届出先

当館は遺失物の捜索や、本人に代わって警察へ届け出ることはしません。必ずご自身で関係当局に届け出てください。
拾得者が日本人の遺失物であることがわかる場合、当館へ直接持ち込まれることもあるので、当館へ連絡することもお勧めします。
 

遺失物サービス(Suomen Löytötavarapalvelu)

航空機、鉄道(VR)、HSL、レストラン又はホテルで発見された遺失物が届けられ、保管されます。
パスポート、IDカード、運転免許証は1週間保管した後に警察署へ移管されます。その他の遺失物は3か月間保管されます。保管料として最大17ユーロかかるほか、発見者に遺失物の価格の5%を謝礼として渡す必要が生じる可能性もあります。窓口、オンライン、電話による問い合わせが可能です。
営業所は、ヘルシンキ、ヴァンター、トゥルク、タンペレ、コウヴォラ、ユヴァスキュラに設置されています。
下記は、ヘルシンキ営業所の情報になりますが、各営業所の連絡先等、詳細情報については、こちらのページをご参照ください。

ヘルシンキ営業所
場所 Elielinaukio 3 
※ヘルシンキ中央駅(鉄道)建物内、「VR窓口」向かいにある階段を下りた先の、ロッカースペースに併設されています。
営業時間 
月 – 金 10:00 -18:00、土 10:00 -16:00
電話 
+358 600 91006
 

遺失物サービス (Excess Baggage Company)

フィンランド航空の航空機、又はヘルシンキ空港施設内で発見された遺失物が届けられ、保管されます。その他航空会社ご利用で航空機での遺失物につきましては、各航空会社の空港職員へ直接お問い合わせください。

場所: 空港駅(鉄道駅)直結口近くの入り口から入って右手  空港内地図
営業時間: 5:00-21:00
メ-ル: helsinki@excess-baggage.com
事前にこちらのサイトで遺失物の登録を済ませてください。
 

警察署

ヘルシンキで紛失した場合は、以下の専門窓口に届け出てください。
Lost & Found Helsinki Police (löytötavarat)
 場所: Pasilanraitio 13 House (talo)  1 アクセス
 受付時間: 月 – 金 9:00 -11:00
 上記時間外は以下の窓口に問い合わせてください。
▷Police On-Call Unit
 電話: +358 295 477 912
 メール: loytotavaratoimisto.helsinki@poliisi.fi

発見者に対して遺失物の価格の5%を謝礼として渡す必要が生じる可能性があります。

その他の地域の警察署の所在地、連絡先、受付時間はフィンランド警察ホームページで確認できます。
 

届出後の対処方法

クレジットカード、パスポートを紛失した場合、悪用される危険性があります。被害を避けるため、適切に対応してください。また、大使館は金銭の供与、落とし物の捜索はできませんのでご承知おきください。
【参考】「海外で困ったら(大使館のできること・できないこと)」
 

パスポートの紛失

パスポートの紛失届及び帰国のための渡航書申請(又は新規発給申請)が必要になります。
なお、紛失(盗難)としてフィンランド警察に届け出たパスポートは、シェンゲン域内で紛失(盗難)旅券として登録され、後日発見したとしても使用できず、入出国の際にトラブルになる可能性があります。警察に届けた後、必ず当館において上記届出及び申請手続を行ってください。

当館へパスポートの紛失届を提出する前又は警察に紛失(盗難)として届け出る前に、警察から当館に対して発見されたパスポートが送付されることがあります。この場合、当館で失効手続を行っていないので、引き続きパスポートを使用できますが、フィンランド警察側で上記のとおり紛失(盗難)旅券として登録していることがあるため、入出国の際にトラブルになる可能性があります。当館でパスポートを受け取ったあとは、必ず各自で警察署に対してパスポートを受領した旨の報告を行ってください。

なお、有効なパスポートの郵送は認められていませんので、当館から持ち主へ送付することはできません。

 

クレジットカードの紛失

クレジットカードを紛失(盗難)した場合、早急に利用停止の手続をしてください。
また、クレジットカード会社によっては、1、2日程度で緊急用クレジットカードを発行しています。所持金及び代わりのクレジットカードがない場合は検討してください。
 

海外送金サービス

紛失(盗難)などにより所持金が全くない場合、日本の家族や知人等から迅速かつ簡単に送金を受け取ることができる海外送金サービスがあります。
この送金サービスの特色は、受取人の銀行口座がなくても送金が可能なことです。利用に際し、あらかじめ各サービス会社のウェブサイトで最寄りの代理店名や店舗名を確認してください。
 なお、外国において送金を受け取る際には、各サービス会社から提供されるコントロール番号またはリファレンス番号とパスポートなどの身分証明書を提示する必要があります。紛失等でパスポートが手元にない場合は、警察の盗難証明書を提示すれば送金を受けることができないか各サービス会社にお問い合わせください。
ウエスタンユニオン(Western Union)
マネーグラム(Money Gram)
いずれもヘルシンキ市内に取扱店があるので、上記各社ページで検索してください。
 

当館から日本へ送付する場合

持ち主が日本へ帰国した後に当館へ遺失物が持ち込まれる場合があります。事前に紛失を当館に知らせていた場合や身分証明書等から連絡先が判明する場合は、当館から持ち主へ連絡いたします。送付を希望する場合は、以下のものを送付願います。
なお、有効なパスポートの郵送は認められていませんので、当館から持ち主へ送付することはできません。

 

申請書等

1. 遺失物通知・確認書(当館から事前に送付します)
2. 送付に必要な国際返信切手券
3. 送付に要する丈夫な袋
 

留意事項

当館から問い合わせた後、3か月間返信がない場合は遺失物を廃棄します。
また、当館へ持ち込まれたものの連絡先がわからない遺失物は3か月の保管期間が経過した後に廃棄します。