犯罪被害に遭ったとき(警察への通報等)

令和4年8月31日
フィンランドで犯罪被害に遭った場合は、フィンランドの警察へ届け出てください。
また、警察当局から当館へ何らかの情報提供があることも考えられるため、当館へも連絡してください。

届出先

当館は本人に代わって警察へ犯罪被害を届け出ることはしません。必ずご自身で関係当局に届け出てください。
 

緊急の場合

命の危険がせまっているなどの緊急の場合は、「112」へ電話をかけてください。
 

最寄りの警察署

最寄りの警察署に被害届を出すことができます。
各警察署の所在地、連絡先、受付時間はフィンランド警察ホームページで確認できます。
 

オンライン

当国に在住し、e-Identificationを所持している場合はオンライン届出ができます。

被害届に必要な情報

被害届に際して、以下の情報を警察から聴取されます。
・どのような犯罪か。
・どのようにして犯罪が行われたのか。
・だれが犯罪に関わっていたのか。加害者が分からない場合は、年齢、身長、体型、面相、声、歩き方、服装などの情報。
・加害者は現場からどのように、どの方角へ逃げ去ったか。
・加害者が車両を使用していた場合はナンバープレートや車両の特徴。
・加害者の様子(武装していた、興奮していた、脅迫された、酩酊していた等)
・証拠、遺留物の有無。
・オンライン上の犯罪の場合、加害者の情報やスクリーンショットなど。

届出後の対処方法

クレジットカード、パスポートを盗まれた場合、悪用される危険性があります。被害を避けるため、適切に対応してください。また、大使館は金銭の供与、犯罪の捜査はできませんのでご承知おきください。
【参考】「海外で困ったら(大使館のできること・できないこと)
 

パスポートの盗難

パスポートの紛失届及び帰国のための渡航書申請(又は新規発給申請)が必要になります。
なお、盗難としてフィンランド警察に届け出たパスポートは、シェンゲン域内で盗難旅券として登録され、後日発見したとしても使用できず、入出国の際にトラブルになる可能性があります。警察に届けた後、必ず当館において上記届出及び申請手続を行ってください。
 

クレジットカードの盗難

クレジットカードを盗まれた場合、早急に利用停止の手続をしてください。
また、クレジットカード会社によっては、1、2日程度で緊急用クレジットカードを発行しています。所持金及び代わりのクレジットカードがない場合は検討してください。
 

海外送金サービス

盗難により所持金が全くない場合、日本の家族や知人等から迅速かつ簡単に送金を受け取ることができる海外送金サービスがあります。
この送金サービスの特色は、受取人の銀行口座がなくても送金が可能なことです。利用に際し、あらかじめ各サービス会社のウェブサイトで最寄りの代理店名や店舗名を確認してください。
 なお、外国において送金を受け取る際には、各サービス会社から提供されるコントロール番号またはリファレンス番号とパスポートなどの身分証明書を提示する必要があります。盗難等でパスポートが手元にない場合は、警察の盗難証明書を提示すれば送金を受けることができないか各サービス会社にお問い合わせください。
ウエスタンユニオン(Western Union)
マネーグラム(Money Gram)
いずれもヘルシンキ市内に取扱店があるので、上記各社ページで検索してください。

フィンランドの犯罪被害者支援団体

フィンランド法務省が支援している犯罪被害者支援団体RIKUに犯罪被害の相談、法的手続の相談をすることが可能です。当団体は弁護士、カウンセラー等がスタッフとして従事しています。様々な犯罪被害に対応していますので、ドメスティック・バイオレンス(DV)、ストーカー被害、ヘイト・クライム、いじめ、労働搾取などでお悩みの場合は相談することが可能です。
電話、オンラインチャット等はフィンランド語又はスウェーデン語での対応となりますが、その他の言語はContact request formから相談することで対応してもらえます(5営業日以内に返信あり)。