日フィン友好年2022
令和5年2月8日

2019年、日本とフィンランドは外交関係樹立100周年を迎えました。しかし、両国の人々の交流は100年よりも遙か昔から続いています。
日本人とフィンランド人の交流は16世紀にまで遡ることができる可能性がありますが、史実として明らかになっているひとつに大黒屋光太夫とエリク・ラクスマンの交流があります。日本は江戸時代であった18世紀、大黒屋光太夫が船頭を務める船が嵐のため漂流し、ロシアに滞在することになります。その際、フィンランド人博物学者であるエリク・ラクスマンに出会い、その支援を受けエカチェリーナ2世への接見が実現し、日本への帰還が実現します。
その後も、アルフレッド・E・ウェルルース牧師らが最初のフィンランド人宣教師として日本にて多くの交流を行いましたし、フィンランド出身の地質学者・探検家のアドルフ・エリク・ノルデンショルドが北東航路を航海し、日本に辿り着いて日本の文化に触れ合いました。オーランドは2022年に自治100周年を迎えますが、オーランドがフィンランドに帰属すると決定した際にも初代駐日代理公使であるグスターフ・ヨン・ラムステッドと日本人との友情が果たした役割は大きいものです。
このような数ある日本人とフィンランド人の交流の中でも、2022年は、大黒屋光太夫がエリクの息子であるアダム・ラクスマンに連れられ日本に帰還した1792年から数えてちょうど230年にあたります。
これを記念し、当館では2022年を両国の友好年とし、両国の人々の交流、また、両国の文化の相互理解を進めるイベントを実施していきます。また、大使館以外の団体のイベント等についても、同様の趣旨に基づくものには「日フィン友好年2022」を冠していただき、両国交流を進めていただきたいと思います。
ご賛同いただける場合には当館広報・文化班までご連絡ください。イベント情報(主催者名、連絡先、イベント内容、URL)をお送りいただければ、当館HPやSNS等でイベントの広報をしていきます。
連絡先:culture(at)hk.mofa.go.jp
なお、各事業に対する当館の後援名義については、別途申請が必要となりますので(詳細はこちら)、ご留意ください。
日フィン友好年2022関連イベント情報(随時アップデート予定)
日フィン友情写真コンテスト 詳細はこちら |
1~3月 |
「Smart Manufacturing-Engine for Sustainable Growth」 ビジネス・セミナーの開催 詳細はこちら |
3月15日 |
第35回日本語で語る会 詳細はこちら |
3月19日 |
日フィン友情写真展(@ピックフィンランディア) 詳細はこちら |
5月4日~5月31日 |
ラクスマン展覧会(@サヴォンリンナ) 詳細はこちら |
4月28日~8月14日 |
川俣正展(@Amos Rex) 詳細はこちら |
5月7日~9月4日 |
日・フィンランド・ワーキング・ホリデー協定の署名 詳細はこちら |
5月11日 |
桜祭り(@ロイフヴオリ) 詳細はこちら |
5月15日 |
長野県-北カレリア地方 交流記念植樹式(@長野県伊那市) 詳細はこちら(フィンランド語のみ) |
6月7日~6月8日 |
日フィン友情写真展巡回展(@コウヴォラ) 詳細はこちら |
6月8日~9月4日 |
第一回「さくらとすずらんの集い」 詳細はこちら |
6月16日 |
日フィン友情写真展巡回展(@ラッペーンランタ) 詳細はこちら |
9月7日~9月30日 |
ラクスマン大黒屋セミナー(オンライン)(@国立公文書館) 詳細はこちら |
9月15日 |
第二回「さくらとすずらんの集い」 詳細はこちら |
9月26日 |
日フィン友情写真展巡回展(@ユヴァスキュラ) 詳細はこちら |
10月6日~11月6日 |
日本の木版画展「Under the Cherry Blossom — Japanese Woodblock Prints 」(@シネブリュコフ美術館) 詳細はこちら |
10月6日~2023年1月15日 |
岩崎冬僊書道展(@ギレンバーグ美術館) 詳細はこちら |
10月15日~2023年1月8日 |
日フィン友情写真展巡回展(@ヘルシンキ・ヴァンター空港) 詳細はこちら |
11月14日~2023年1月12日 |
日フィン友情写真展巡回展(@オリンピックスタジアム) 詳細はこちら |
2023年1月16日~2月19日 |